レンタカーはドリアン禁止

 15時からレンタカーを予約してあったのだが、宿に着いたのは15時半、急いでホテルの目の前にあるレンタカーオフィスに駆けつける。心配していたのか、従業員がドアの外で待ちかまえていた。14時50分にホテルに行ってみたのだけど、どの部屋だかわからないし、レセプションが開いてなかったという。われわれのホテルはレセプションはあるのだが、通常開いてない。電話の取り次ぎもしてくれない。

ドリアン禁止のステッカー 車内に、「ドリアン持ち込み禁止。臭いが残っていた場合は一日余分に料金をいただくことがあります」というステッカーが貼ってあるのがおもしろい。道ばたの露店でも商店街でもドリアンを積み上げて売っているのを見かけたが、どっちみち二人で食べるにはちょっと大きすぎる。

 さて、先ほどのオオコウモリの島を見にでかける。空港で買った観光マップが頼りだが、マレーシア語の標識が走りながらとっさに読み取れず、地図上の地名も慣れなくて探せない上に、この地図、右折に見えるところが道に沿って自然に右へ行ってしまったりと、どこをどう走ったのかよくわからないが、島の北端に近い、Black sand beachにでた。駐車場の木にアミハラの群れと、ミツスイの仲間が来ている。

 ここから昼間のオオコウモリの島、Pulau Dangliは真っ正面なのだが、もうちょっと北の浜辺へ移動する。

 19時40分、日が沈む。一頭飛び出したオオコウモリを望遠鏡で追いかけると、ずっと海を飛んでランカウイ島に来たような気がする。19時55分くらいになると、島の稜線をオオコウモリが飛び交うのが見えるが、暗い。

 20時、50khzのFM音を出す小コウモリが浜辺を飛び交う。もう帰ろうかと思ったら20時10分、一頭のオオコウモリがまっすぐ島の方から飛んできて、われわれの頭上を越えていった。更に4−5頭がもう真っ暗な上空を通過する。
オオコウモリの島に日が沈む夕暮れのPulau Dangli

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