猫はレストランにつく


 22時過ぎ、昼間のツアーの案内人さんと、島で一番賑やかなクアの町に食事に行く。大きな通りから一本入った、マレー式中華のお店で、豆腐のスープ、エビのドウチ炒め、空芯菜の炒めたもの、菊花茶、フレッシュオレンジジュースで遅い夕食。ホテルの近くのお店よりも、こちらの方がおいしかった。

クアの食堂で会った猫 屋外にテーブルや椅子を並べてあるのだが、足元を猫が何匹もウロウロしている。ランカウイでは、どのお店にも店付きの猫が何匹もいるようだ。特にお客さんにねだるわけではなく悪さをするでもなく、おこぼれが落ちてきたり、残飯をもらえるのを待っているようだ。人も猫もお互いに無関心なのか、人をちっとも恐れはしないものの、そばを通ったときにさわるとびっくりする。一匹だけ人なつこく我々の周りをうろうろして、時々私の膝に前足をかける灰色の猫がいた。こちらの猫は小柄でスマートで、短毛のごわごわした毛をしている。スコールが来てもぶるぶるっとやると、毛が乾いて便利そうだ。

 12時過ぎに宿に帰ったらTropical Resortの看板のライトが消えていて、そうでなくても暗闇に沈んでいるホテルがいっそう真っ暗闇になっていた。

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