アンカサ保護区とミゾコウモリ

 10月22日はウマヅラコウモリを見に行った以外は、アンカサ保護区を巡る。熱帯雨林が原始に近い状態で保存されてる場所だという。保護区の中は屋根は周囲がオープンでまわりが見やすい四輪駆動車でいく。アフリカのサファリというと連想するような車だ。この車のドライバーと、保護区のガイド、アパさんが銃を持って加わる。これまで乗ってきた車のドライバー、チャールズさんは、ここに滞在する間休息だ。

写真 チャールズさん おしゃれ

 保護区の中はでこぼこで水が溜まっているところもあちこちにあり、今までとは比べものにならない悪路だ。さらに道路にはところどころ木が倒れていて鉈で切り開気ながら進む。こちらのガイド助手のジョージさんも手伝っている。気を付けないと、オープンカーなので、道路にはみ出ている枝が顔にぶつかりそうになる。

 モリアオガエルみたいに木の葉に泡を出して産卵した卵が見られる。下には水たまりがあるが、オタマジャクシはまだ孵ってないようだ。カンムリホロホロチョウGuttera pucheraniは、あいにく森に逃げ込む瞬間しか見られずに、道に残した羽をもらう。車を降りて森の中を歩くとアカハシマメサイチョウLophoceros camurus、コキバラオリーブヒヨドリPhyllastrephus icterinus、ミドリオヒゲヒヨドリBleda eximius(写真3247)。

 小さな池の端でゆっくり観察。ルリハシグロカワセミAlcedo quadribrachys、シロハラカワセミCorythornis leucogaster、コビトカワセミIspidina leconteiが次々現れる。水の中にはワニがいる。2匹枯れ木に上陸してひなたぼっこを始めた。中州のようなところに低い木があり釣り巣がたくさんぶら下がっている。喉が鮮やかに赤い黒い鳥ノドアカモリハタオリMalimbus nitensの巣だ。同じ中州の別の葉にオオトカゲの子どもがいる。小さい頃は大人のオオトカゲに食べられないように葉の上にいることが多いそうだ。


 夕食後19:30もアンカサ保護区に行く。入り口は閉まっているけど、押せばあく。入ってすぐのところにUmbrella treeと呼ばれる木に、ウロコクイナHimantornis haematopus4羽が寄り添って寝ていた。同じ宿のもう一組のバードウォッチャーたちも入れ替わりで見に行った。彼らが戻ってきてからもう一度保護区に入って入り口の川をウマヅラコウモリが飛ぶのを見た。あいにくとまったのはかなり遠い枝だったのでよく見えなかったが。小型のコウモリもけっこう飛んでいる。

 10月22日朝ご飯はパンケーキ(啓子)とマッシュルームオムレツとワッフル(夕志)どこの宿でもご飯を食べた後すぐ次のご飯のメニューを決めなければならないのだが、お腹がいっぱいのときに考えるのは気が乗らないが、材料を準備する関係だろうか。夕志はOmutou Groundnutのチキンに、啓子はBanku&Tilapiaにする。


 保護区の道路には、道をくぐるようにして水路のトンネルがいくつもあるのだが、そのうちの4つをのぞいてみる。最初のトンネルはカグラコウモリの仲間が1000頭以上いた。2番目のトンネルは1頭コウモリがいたが逃げてしまった。あと2つのトンネルにはミゾコウモリの仲間がいた。
 ミゾコウモリ科のコウモリは、これまで見たことがなかったので、これも嬉しい。ただ、ガーナには何種類かいて識別が難しく、結局種までは同定できなかった。
大雨が降ってきたが、途中の道で、もう一組のバードウォッチャー一行とすれ違う。
 今回の旅は、宿はどこも快適。中でもこの宿は、いちばんリゾートホテルっぽい部屋で、シャンプーまでおいてあった。昼食に戻ったときにロッジの電気がつかなかったが、ガーナでは他の宿でも、数分の停電なら時々あったので、窓の外が明るいせいもあって、そのうち直るだろうとそのままにしておいたが、夕方散歩から戻ってもまだ電気がつかない。特に大きな電気機器も使ってないがブレーカーが落ちたようなのでフロントに言って直してもらう。部屋にはエアコンもあるが、特別暑くもないので、この旅を通して、どうしても使いたいという場面はほとんどなかった。
 ここの宿では毎朝部屋の鍵を返却したが、掃除をするわけでもないので、なんでだろうと思っていたら、洗面所にある大きなかごに洗ってほしいものを入れておけば洗濯してくれるシステムだったらしい。リゾート的な宿には泊まり慣れていないので、わからなかった。自分で洗面所で洗濯したが、熱帯雨林だけあって湿度が高く、ちっとも乾かない。

前のウマヅラコウモリのレックのページへ次のストローオオコウモリのページへ

世界中で一番見たかったウマヅラコウモリの目次へ戻る

世界オオコウモリ紀行の目次へ戻る