ウマヅラコウモリのレックを見る

  

19時、いよいよあこがれのウマヅラコウモリを見に出かける。
 ロッジからしばらく歩いて林の中に入る。すぐそばに人家があり、ブタがたくさん飼われている。カカオの畑も通る。ウマヅラコウモリはけっこう人里のコウモリなのだ。足元はかなり泥々で、折りたたみ式長靴を履いてきてよかった。かなり遠くからもウマヅラコウモリのオスが鳴いている「チン、チン」という金属的な音がする。ロッジからの直線距離は700mほどなのだが、ガイドはロッジからも聞こえるという。近づくともう少しやわらかい「フォン、フォン」という音に聞こえる。このあたりの林に10頭くらいはいるだろうか、翼をバタバタとさせている個体がいるのはメスにアピールしているのだろう。あいにくメスがいるのかはわからなかった。
ストローオオコウモリも近くのヤシの木にいた。

 20時頃になるとだいぶウマヅラコウモリの声が少なくなった。21時頃ロッジに戻ったときには、ロッジのストローオオコウモリはもういなかった。


 翌朝はまずは昨日のウマヅラコウモリがいたところに行ってみるがいない。明るいところでも見てみたかったのだが、ねぐらはここではないようだ。

 帰る途中に道路の下にある溝をのぞいたら、ミゾコウモリの仲間が2頭いた。

 ロッジに戻って昼食。フライドヤムと魚のグリル、レンズ豆のサラダ、イカの天ぷら。

 もう一組アシャンテの鳥ツアーが来た。シャイヒルズで一緒だった男性二人組のバードウォッチャーだ。ガーナの様々な鳥を一週間くらいで見て回るには、同じコースになるらしい。

 18時にウマヅラコウモリを見に行く。今日は昨夜より南西に100mほど離れたところで盛んに鳴いている。人家のすぐ脇を通ってゴム林を抜けた先の森だ。僻地とはいえウマヅラコウモリは人里のコウモリなのだ。真っ暗な森の中あっちでもこっちでも「クォッ、クォッ」という声が降ってくる。オルトリンガムの表現からオスが川に面した木立に沿って並んで鳴く姿が対岸から眺められればいいなと思ったのだが、なんとレックのまっただ中にいるのだ。翼をバタバタ盛んに羽ばたかせて、クォッと声を出すたびに体をひきつけるような動作をする。テングコウモリやヤマコウモリを調査で捕獲したときに体中の筋肉をつかってこういう動作をするがそれと似ている。今夜のレックは昨日より開けた森で、コウモリが見やすく、鳴いてない個体もあちこちにいるのがわかる。飛んでいる個体もいる。

 19時に夕食なのでロッジに向かう時に、昨日の場所の方からもウマヅラコウモリの声がしたので、そちらにもいるようだ。全部で100頭くらいいるのだろうか。

 今夜の夕食はフライパンで焼いた魚のオレンジソース、夕志はベジタリアンパスタ。

 7時40分出発、昨夜ウマヅラコウモリのレックを見たあたりを探す。椰子の葉の元に2頭のコウモリがいるとジョージさんが言うがよくわからない。アンドリューさんともう一度来てよくみると、確かにいるようだが、わかりづらい。



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