ウマヅラコウモリを見にアンカサへ

  10月20日、今日は移動日なので5時起床で食事をしてすぐ出発。セネガルショウビンHalcyon senegalensisは英名Woodland Kingfisherだが、道ばたの電線にとまっている。背中や尾や翼の青色が鮮やかだ。
 行く先はガーナの西の端に近い今夜の宿Ankasa。途中ビーチに向かう道に寄り道する。道沿いのサバンナのような環境にいろいろと鳥がでてくる。後頭部羽毛が出っ張った奇妙なシルエットの大柄な鳥、シュモクドリScopus umbrettaの姿が見えた。撞木というのは鐘を叩く金槌のようなものだそうだが、鳥の世界のハンマーヘッドである。

 その他にズグロウロコハタオリPloceus cucullatus、のエチオピアノドジロツバメHirundo aethiopicaとアフリカコシアカツバメCecropis senegalensisの2種類のツバメ、アマサギBubulcus ibis、ミドリコムシクイCamaroptera brachyura、樹冠にはキムネツメナガタヒバリMacronyx croceus、Laniarius barbarus、アオサギArdea cinerea。椰子の藪の中にはミドリヤブモズTelophorus sulfureopectus、更に藪の中からチャガシラヤブモズTchagra australisが、サバンナに突き出た木の上の巣にワシがいると思ってよく見るとトビMilvus migransだった。藪の中にいる顔と腹が赤いフィンチっぽい鳥の群れはシロシマコウギョクチョウLagonosticta rufopicta、藪のてっぺんにでてきたのはアカバネムシクイHeliolais erythroptera。盛んに2羽で囀っているのはごま塩頭のキンイロオオムシクイHypergerus atriceps、道に出てきたのはアカメジュズカケバトStreptopelia semitorquata、目の周りの赤い白黒のヒタキはメガネヒタキPlatysteira cyanea、ハイガシラヒゲヒヨドリBleda canicapillusも見られた。
 
 途中の露天でパイナップルとスイカを買う。こちらのパイナップルはよく熟した状態で採集したのか、とても甘くておいしい。ガイドさんたちはマンゴーも見ていたが、このお店にはいいのはないという。果実と一緒にプラスティックの半透明の入れ物に入れて売っているのはヤシ油で、料理に使うという。

 ガソリンスタンドでとまってトイレを借りる。ゆで卵だけを売る物売りがやってくる。けっこう買う人がいる人気のおやつだ。制限速度時速50kmのところを53kmで走っていてスピード違反で捕まるが、許してもらったようだ。

 Takoradi mallというショッピングモールのスポーツバーでトルティーヤとフライドライスのお昼。

 午後は更に工場か倉庫の敷地の裏にある池に立ち寄り、シロガモリュウキュウガモDendrocygna viduataやカイツブリTachybaptus ruficollisのような水鳥が泳ぎ中州の木にはオレンジハタオリPloceus aurantiusの巣がある。チュウヒダカPolyboroides typusが空を飛び、赤い額が目立つベニビタイキンランチョウEuplectes hordeaceusは倉庫の建物の白い壁を背景に枯れ木にとまってくれてよく映えた。バンのような色合いの鳥が歩いていると思ったらアフリカクロクイナZapornia flavirostra。キガタホウオウEuplectes macrouraは尾が長くて首の後ろだけ黄色い他は黒い鳥でよく目立つ。ホオアカカエデチョウEstrilda melpodaは目の周りから頬がオレンジ色のヒワだ。カエル

 もう一つ池をみるはずだったけれど、時間がないので中止して、市場で水や飲み物を仕入れて、未舗装の道路に入り、今夜の宿アンカサリザーブロッジに辿り着いたのが16時。ショウガとパイナップルとハーブが入った微妙な味のウェルカムドリンクでもてなされてマネージャーのアルフレッドさんと挨拶。

 アンカサリザーブロッジは敷地に接して流れるアンカサ川に向かって緩やかな下る斜面にロッジが並んでいる。まだ拡張中のようでいくつもロッジを建設している。敷地内に緑地はあまりないが、斜面一番下のわれわれが泊まったロッジの目の前は河畔林。18時半の夕食までコウモリが来ないか空を見上げていたら、18時過ぎにロッジのすぐ後ろにヤツデグワの木が実をつけているのだが、ストローオオコウモリがやってきた。入れ替わり立ち替わりやってきては去って行くので20-30頭くらいいただろうか。このヤツデグワ、中南米原産の外来種で「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っているのだが、果実は鳥に好まれ、種子は鳥散布だが、オオコウモリの好みでもあるのだろう。


 夕食はレンズ豆のスープとパン、小エビのソテー、ニンジンご飯。レストランのある入り口の棟には、ネコとイヌがやってきた。




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