10月23日午前はストローオオコウモリのコロニーを見に、隣国コートジボワールとの国境近くまで行く。車を降りてゴムの植林を歩き、更にカカオの植林を通り抜けてキャッサバの畑を抜ける。その先のヤシ林の湿地帯にコロニーはあって、葉越しに少し見えるが、足元がかなり深い水で、歩ける場所が限られていて、なかなかしっかり観察はできない。全員長靴を履いているが完全に水没した人も出る。啓子も水は直接は入らなかったが、歩くときに水のしぶきが長靴の上の部分のズボンにかかり、かなり湿った。攪乱されるのか、何度か空にたくさんのストローオオコウモリが飛び交う。薬莢が落ちているので、狩猟されているのだろう。
コートジボワールとの国境近くの町エルボまでいく。国境は写真をとってはいけないそうだ。ガイド助手のジョージはコートジボワール出身で、ガーナにはガイドの研修で来ているそうだ。隣国とはいっても、人々の性格も、食事も違っていて、中々苦労しているようだ。
途中、大雨が降ってきて、車の前席は直接雨が降り込むので屋根から伸びるシートを降ろして、両側をヒモで結ぶ。その後、ガイドのアンドリューがスマホがないことに気付く。皆で、いつまではスマホを持っていたとか記憶をたどり、シートを降ろす作業は運転手と助手席にいたアンドリューが作業したのだが、その作業中にどこかでスマートフォンを落としたらしいことがわかり、探しに戻る。奇跡的に途中の道ばたに落ちているのが見つかり、大雨に降られたのに壊れていなかった。彼らは、これで仕事の連絡など、すべての「業務」をこなしているので、手元にないことに気がついたときのアンドリューの落ち込み様は、半端ではなかった。
午後はアンカサ保護区にいくが、ここのところ頭が痛くて食欲がなくて不調のジョージは不参加。どうやらマラリアに罹ったらしい。初めてだと、かなり症状が重くなるらしい。
ジョージ
3日目の夕方はロッジの敷地内や、保護区の入口あたりを散策する。ロッジ近くのヤツデグワには、18時過ぎからストローオオコウモリが集まってきた。最初は落ち着かず、木の周りを飛び回るが、そのうちぶら下がるものもでてきた。18時40分くらいまでかなりの数が集まったが、やがてみんないなくなってしまった。
ストローオオコウモリの暗合成
夕食は19:30、啓子はプランテーン、夕志はポークを注文して二人でわけることにした。おいしいのに、食事の量がどこも多くて残してばかりで気がとがめていたのだが、必ずしも一人一つ注文しなくてもいいし、何も指示しないとワッフルが二つででてくることがわかっていれば一つにしてくれといえばいいと、旅の後半になってやっとわかってきた。ポークは皮付きで香ばしくておいしかった。皮付きのポークはアジアの国ではよく見かけるが日本だと沖縄くらいしか見られないのが残念だ。
夕食後鳥合わせ。この日は夜は昼と夕方に大雨が降ったせいかウマヅラコウモリの声がしない。もっとも翌朝アンドリューはウマヅラコウモリの声が聞こえたと言っていた。
カブトムシ
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