明るい光の中でウマヅラコウモリを見る

 10月24日は、次の場所への移動日。朝食後にはいつも果物が出てくる。パオナップルやスイカが多い。特にパイナップルはよく熟した状態で収穫したのか、とても甘くておいしい。ガイド達が移動途中の露店で仕入れることもあって、慎重に選んでいる。マンゴーを見て、このお店にはいいのはないといって買わなかったこともある。こういった露店で果実と一緒にプラスティックの半透明の入れ物に入れて売っているのはヤシ油で、料理に使うという。露店ではカカオの実も売っているが、チョコレートに加工するためではなくて、そのまま生で食べるという。カカオ植林地でカカオの実を割って食べさせてもらったが、中はアケビの実の種をもっとぎっしり詰め込んだような見た目で、種のまわりに白い綿のような部分があって、そこが甘酸っぱい。堅い種を囓ると、かすかにチョコレートの風味があったけど、甘いわけでもなくおいしくない。日本ではカカオ豆がガーナで不作で、価格が高止まりしているためチョコ菓子の値上げがニュースになっていたが、ガーナではそんな話は聞かないという。


93 ガーナ7 明るい光の下のウマヅラコウモリと幻の鳥ハゲチメドリ

 ガソリンスタンドでとまってトイレを借りる。ゆで卵だけを売る物売りがやってくる。けっこう買う人がいる人気のおやつだ。制限速度時速50kmのところを53kmで走っていてスピード違反で捕まるが、許してもらったようだ。
 早朝チェックアウトしてウマヅラコウモリの森へ。今日もヤシの中のわかりにくいところにコウモリがいるようだがよくわからない。と思って帰りかけたら、追いかけてきたジョージが、ウマヅラコウモリがいたという。別のヤシの木にウマヅラコウモリがオスメス混じって10頭ねぐらをとっていた。ヤシの葉の軸にぶら下がって非常に見やすい。どの個体も目がしっかりあいていてもぞもぞしているので寝ているわけではないが、逃げることもなく、車まで三脚を取りに戻って時間をかけてじっくり撮影することが出来た。明るい中なので、メスの口元が普通のケンショウコウモリのようにほっそりしているのもよくわかった。オスかメスか迷う個体もいたが若いオスだったのだろうか。途中で一頭のオスが飛び立ってヤシの周りをぐるっと2周してメスの隣にとまってちょっかいを出していた。

 ねぐらの木は歩道のわきにあり、反対側はバナナかプランテーンの畑があってその向こうに人家が見える。ほんとうに人里のコウモリだ。帰りにこのあたりの地主に会う。ガイドがチップを渡していた。

 じっくり観察して7時半過ぎに出発、今日も大移動である。途中の道路でパスポートのチェックがあり、入国スタンプがみつからないといわれる。ちゃんと見れば入国スタンプもあり、解放してもらえてよかったけれど、昨日コートジボワールの国境近くに行ったのを見られたからだとガイドたちに言われた。


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