シャイヒルズ保護区Shai Hills Resource Reserve

  翌朝2024年10月18日から自然観察ツアー開始、5:30にロッジをチェックアウトして出して30分ほどでシャイヒルズ保護区Shai Hills Resource Reserveへ。入ってすぐのところにあるテーブルで朝ご飯を食べる。こちらの食パンは、ちょっともっちりしている。オムレツとフルーツにインスタントの飲み物だが、インスタントコーヒーが足りなくて、保護区のすぐ目の前にある露天へ行って買ってきてくれた。お笑い芸人厚切りジェイソンのペットとして有名になったネズミガシラハネナガインコPoicephalus senegalusやアフリカヒヨドリが近くにとまっている。

 朝食後、車で保護区の中を走るでこぼこの未舗装道だ。途中グリーンモンキーChlorocebus sabaeusや亀が道に姿を現す。首の長い亀が道路をのんびり横切り、ネズミガシラハネナガインコやセネガルバンケンCentropus senegalensis、尾の先が白いサイチョウ、ハイイロコサイチョウLophoceros nasutus、アオハラニシブッポウソウCoracias cyanogaster(写真確認)ムナフヒタキMuscicapa striata(写真アリ)鮮やかな黄色が印象的なキムネツメナガタヒバリMacronyx croceus、背中が黒くて腹が赤で目の周りとくちばしは黄色というこれまた派手なフタツハバシゴシキドリPogonornis bidentatusなどの鳥も見られた。空を飛んでいるのはダルマワシTerathopius ecaudatus。ホロホロチョウNumida meleagrisの群れも道を横切る。ハイイロエボシドリ、ニシムラサキエボシドリ

 道の両側は背の高い草原に灌木がぽつぽつと散在して、サバンナらしい風景が広がる。偶蹄目コーブKobus kobがあちこちにグループで見られる。草の中に隠れるように頭だけ見えていたり木立に半分隠れているものもいる。

 保護区の主要道路を外れて、コウモリの生息する岩山に向かう道がある。さすがにこちらは4WDでも難しいようで、車を降りて歩く。途中の藪の中でその名もキバラヤブチメドリTurdoides plebejusという藪の中でごそごそ動く鳥がいた。その他に目の上に真っ赤な飾りがあるメガネヒタキPlatysteira cyaneaも。
 
 SAYU CAVEという案内が出てきた。岩山を登った途中にある洞窟の入り口は岩が二つ寄り添ったような隙間を通って入る。かつてこの地域に住んでいたシャイ族が暮らしていた場所だという説明があるが、今では、この岩と岩の隙間にエジプトツームコウモリTaphozous perforatusがねぐらをとっている。隙間の奥の高いところにたくさんいるようだ。多くのサシオコウモリ科に見られる、親指を壁につけて腕立て伏せをしたような体制でこちらを見つめている。目がわりと大きめで視力はけっこういいようだ。口角が上がって真昼なのにぱっちり目を開いていることはよくあるようで、外敵にそなえて警戒しているらしい。われわれの姿を見てもぞもぞとしている。サシオコウモリの多くは口角があがって口が強調されて見えるので、アニメのネズミを連想させる。

 洞窟をでて車まで戻る途中も頭が青く輝くアオガシラタイヨウチョウCyanomitra verticalis、真っ黒で尾羽がはっきり二つに分かれたクロオウチュウDicrurus adsimilis、エリフセッカCisticola natalensisやクチブエセッカCisticola brachypterusなど次々現れる。轍に水が溜まっているところには水を飲みにガリエナスアゲハPapilio gallienusが集まっている。オオトカゲも道に現れた。

 車で入り口近くの駐車場広場まで戻ると、遠足のバスが3台とまっていて、子どもたちで賑わっている。そんななかアヌビスヒヒPapio anubisが10頭以上やってきた。ピクニックテーブルのあたりで遊んでいたり、木立で採餌しているが、たくさんの子どもたちや観光客と特にトラブルを起こすことはないようだ。


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