チャモロ人はなかなか堂々たる体躯の人が多い。特に横幅と前後幅が。
レストランのチャモロ料理は野菜たっぷりの健康食に見えるのだが、食べる量がかなり多いらしい。またレストランで出てくる時の主食は蒸したご飯だが、伝統的なチャモロの主食はタロイモや調理バナナやパンの実をココナツミルクで煮込んだもので、でんぷん質がかなり多い。若い人を除いて、こちらでスマートな人を見かけたらフィリピンやバングラディシュから出稼ぎに来ている人々だと思ってまずまちがいない。
この島では土地の所有はチャモロ人に限られる。チャモロの農園主が自分の農園で開く大パーティの話を聞いた。大家族性のこの島では100人を招くとその友人も来るので150人くらいになるらしい。料理はみんな翌朝のご飯まで持って帰るので300人分くらい作らないとケチと言われるとか。牛2頭、豚2頭くらいをつぶし、豚は丸焼きにする。招待客はお金を出すか、料理を持っていくようだ。男子は会場づくりを手伝う労働奉仕という手もある。なかなか壮観なパーティになりそうだ。フィエスタのところで大ランチ・パーティのようすを書いたが、あれをもうちょっと小規模にしたものを個人でやってしまうのだ。一種のステータスシンボルなのだろう。
チャモロ料理の味付けの特徴は、島産のレモンと(4種類あると聞いた)しょうゆとココナツミルク、そしてトウガラシ(ピメンタといい、小さいが強烈に辛いのなど数種類あるようだ)であり、このほかレストランではブラックビーンズ(中華料理の調味料の豆鼓のようだ)もよく使う。ココナツミルクとは、ココヤシの実を割り、殻の中のコプラを削り取り、木綿の布でくるんで絞ると出てくる汁である。真っ白で南国らしい甘い匂いがする。ココナツというとカロリーが高そうだが、食品成分表で調べてみたら脱脂粉乳よりも低かった。 またフィナデニ・ソース(finadene)という調味料がある。ホテルなどでおみやげにも売っているが、しょうゆとレモン(または酢)と唐辛子のミックスしたものである。炒め物などにこれを使うと即席のチャモロ風味になる。鶏や豚や牛肉を焼く前につけ込んでおいたりもする。
フィナデニソースの材料 しょうゆ 1/4カップ レモンジュース 1/4カップ 青い玉ねぎのみじん切り 1/4カップ 砕いた唐辛子 小さじ1/2または小さめの唐辛子3つをあぶってみじん切りにする。以上の材料を混ぜるとフィナデニソースの出来上がり。
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