マリアナ諸島の島々は、大陸とつながったことがない海洋島である。沖縄の多くの島々は新生代に何度か大陸とついたり離れたりしているので、大陸と共通の祖先をもつ陸上動物がいろいろ見られるが、海洋島には通常陸上哺乳類はコウモリしかいないし爬虫類両生類もいないものだ。しかし現在はさまざまな動物が見られる。オウチュウのように移入した記録があるものは少ない。マリアナ諸島には3500年から4000年前に現在のインドネシアやマレーシアの方からやってきた人が住むようになったらしいが、そのころから食糧として連れてこられたものもあるのかもしれない。ロタで目に付く動物をあげてみた。
マングローブオオトカゲは体長1mくらいになる。現地の人はイグアナと呼んでいる。走る姿は体を左右に揺すってなかなかユーモラスであるが、巨体に似合わず逃げ足は速い。フィリピン系の人は、昔食べていたと聞いたが・・・
オガサワラトカゲ、オガサワラヤモリ、アノールトカゲもいる。
南大東島や小笠原でお馴染みのオオヒキガエルもいる。日本統治時代に台湾から移入されたらしい。
シカはフィリピンから移入されたものだ。なかなか姿を見せてくれないのは狩猟の対象になっているせいか。
ナンヨウネズミは人間とほぼ同時期に島にやってきたようだ。至る所で見かけ道路でひかれていることもある。見たことはないがハツカネズミもいるようだ。
この島には殻の厚い巻き貝しかいないのだろうか、オカヤドカリはみな重そうな家をレンタルしている。
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